介護度は、どれくらい社会的な手助けが必要な状況か、どれくらい動けるか、どれくらい自分で判断できるかがポイントとなって決まります。役所の調査員の認定調査と医師意見書を総合して介護度が決まっていきます。
●介護度とおおよその目安 (参考HP『親ケア.com』)
要支援1 |
身だしなみや掃除など身のまわりのことの一部に見守りや手助けが必要。 |
要支援2 |
身だしなみや掃除など身のまわりのことに手助けが必要。 |
要介護1 |
身だしなみや掃除など身のまわりのことに手助けが必要。トイレや食事は自分でできる。 |
要介護2 |
身だしなみや掃除など身のまわりのことに手助けが必要。 歩行や起立に何らかの支えが必要。
トイレや食事に助けが必要なことがある。 |
要介護3 |
身だしなみや掃除など身のまわりのことがひとりでできない。
歩行や起立がひとりでできないことがある。 問題行動やものごとの理解ができないことがたびたびある。 |
要介護4 |
身だしなみや掃除などがほとんどできない。 歩行や起立がひとりでできない。 トイレがひとりでできない。 問題行動やものごとの理解ができないことが多い。 |
要介護5 |
身だしなみや掃除ができない。 歩行や起立ができない。 トイレや食事がひとりでできない。 問題行動やものごとの理解ができないことが多い。 |
●64歳以下でも介護保険が利用できる場合
以下の病気で3~6か月以上にわたって社会的手助けが必要な場合、64歳以下でも介護保険制度を利用することができます。
対象となる病気は加齢に伴って起こってくる病気で、64歳以下であっても起こる可能性があるものが対象です。
・末期がん
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・後縦靭帯骨化症
・骨折を伴う骨粗鬆症
・多系統萎縮症(シャイ・ドレーガー症候群、オリーブ橋小脳変性症など)
・初老期における認知症(若年性アルツハイマーなど)
・脊髄小脳変性症
・脊柱管狭窄症
・早老症
・糖尿病による神経障害など
・脳梗塞、脳出血など脳血管疾患
・パーキンソン病
・閉塞性動脈硬化症
・慢性関節リウマチ
・慢性閉塞性肺疾患
・両膝・股関節変形性関節症